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1. 診断 2. 治療計画 3. クリンチェック 4. 結果
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クリンチェック
クリンチェック を見ると、歯がすべて同時期に移動しているのがわかります。このケースでは全体的に見て必要なのは叢生の解消だけであったためです。つまり移動は主に拡張的な意味合いのものであり、段階ごとにスペースができていくため歯全体の同時移動ができるようになっています。

また、下顎右側犬歯の移動にも目が行きます。他の歯と異なり、この歯の移動には異なる2つのベクトルがあります。その理由は犬歯がまず近心移動して小臼歯を移動させる必要があったためです。次に犬歯は遠心・舌側に移動して最終的な位置に落ち着いています。叢生が多ければ多いほどこのような、段階に応じて異なる方向への移動を設定するケースが多くなるのが一般的です。

上顎の移動が下顎よりもかなり早い段階に完了していることにご注目ください。こうなった理由は下顎には上顎よりもかなり多くの叢生があったためです。それでも上下顎歯列の治療を同時にスタートさせることが重要です。下顎の治療を上顎よりも早い段階でスタートさせていたら、唇側傾斜する下顎切歯が上顎切歯にぶつかったと思われます。上顎の治療を数段階の歯列矯正を行う下顎よりも早くスタートさせていたら、このケースでは治療完了に相当の時間を要したはずです。