上顎歯列の治療は9ヶ月、下顎歯列の治療は14ヶ月で完了。
ケースリファインメント前のアライナー終了時、新しいスキャンデータ(ケースリファインメント後のクリンチェック)からわかるように、下顎犬歯と側切歯の高さにディスクレパンシーがありました。元々、犬歯の挺出はスピーの彎曲のレベリング時に試みていました。絶対挺出は予測性の低い移動とされています。アライナー製品で予測性の低い移動(挺出、大きい範囲の歯体移動、円錐状歯の回転)を行おうとする場合は、治療後の段階にもってきてください。予測性の低い移動が生じない場合でも、予測性の高い移動への影響を最小限に抑えることができるからです。治療の最後の段階で挺出移動を行ったケースについては
アニメーション
をご参照ください。
ケースリファインメント後のクリンチェックとケースリファインメントフォームを見ていただくと、ケースリファインメントとして下顎用アライナーを10個作製し、IPR処置を行ったことがわかります。スピーの彎曲のレベリングも行いました。アタッチメントが下顎で変更されている点にご注目ください。新しい印象の採得前にそれまでのアタッチメントを取り外すことになりました。新しいアタッチメントは新規のアタッチメントテンプレートを用いて固定しています。歯間接触をアンワックスタイプのデンタルフロスでチェックすることが大切です。接触部位がきついときは、軽いタイプの歯間ダイアモンドストリップで接触を緩めることができます。
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