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1. 診断 2. 治療計画 3. クリンチェック 4. 結果
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クリンチェック
このケースではクリンチェックの修正とその際に出されたコメントを見ながら、最終的に出来上がったクリンチェックを検討します。
最初のクリンチェックがアライン・テクノロジー社から届いたときのコメントから検討していきましょう。コメントではどの歯列を矯正したか、アタッチメントやIPRなどが必要か、上下顎のアライナーの数などが記されています。「上下顎を指示に基づいて歯列矯正しています。今回の治療完了にはアタッチメントが必要でした。アタッチメントフォームをご覧ください。アタッチメントは下顎切歯の挺出のために装着させました。 (絶対挺出はアタッチメントをつけても生じることもあれば生じないこともあることをご承知ください) このフォームのコピーはアライナー製品とともにお送りします。上顎ではステージ01から始まってトータル21段階です。下顎はステージ01からトータル27段階です。ご検討いただき都合つきしだい早急にお返事をいただけますようお願いいたします。アライン・テクノロジー社」。ここで重要なのはコメントタブのチェックです。日付が2000年8月10日の初回クリンチェックが医師のコメントに従って修正されたのは2000年8月16日です。「上顎前歯部は下顎の歯に接触しておらずアラインメントされていません(医師からのコメントは、歯の数、移動の量や方向を組み入れた具体的な指示をお願いします)。細くする必要があればその旨お知らせください。それとも下顎の歯をもう少し挺出移動させることができますか?水平被蓋を小さくし、垂直被蓋を大きくしてください」。医師からのコメントは問題点を具体的に挙げ、解決策を示し、具体的な指示をしていますが、(先に述べたように)さらに具体的な指示が必要です。コメントに基づいて新たなクリンチェック(2000年8月22日版)が作成されています。「上顎ではステージ01から始まってトータル21段階です。下顎はステージ01からトータル27段階です。ご検討いただき都合つきしだい早急にお返事をいただけますようお願いいたします。アライン・テクノロジー社」。

2回目のクリンチェック(2000年8月22日版)は医師のコメントに従って同日に修正されています。「上顎左側側切歯と上顎左側中切歯がまだ(やや近心に)回転しています。すべてのスペースが接触面にて閉鎖されるようにしてください。下顎歯列にスペースがあるように見えます。下顎の側切歯と中切歯を挺出移動させて垂直被蓋を大きくしてください」。ここでの医師のコメントは回転の方向について具体的に指定しており、どのようにして欲しいかが示されています。次のクリンチェックは初回の指示に合致しているものですが、また新しい指示がありました。新たな「ClinCheck(2000年8月29日版)」が作成されています。医師へのコメントは次の通りでした――「下顎にはスペースはありません(接触面は切縁です)。上顎ではステージ01から始まってトータル21段階です。下顎はステージ01からトータル27段階です。ご検討いただき都合つきしだい早急にお返事をいただけますようお願いいたします。アライン・テクノロジー社」。

2000年8月29日版クリンチェックには8月31日に3回目の修正が加えられました。そのときの医師からの指示は次の通りでした――「前歯部はかなりよくなりましたが、さらに良好なClass I犬歯関係獲得のため、右セグメントを遠位移動させるように犬歯の右後方遠心を細くし、小臼歯を遠位移動させてください。上顎犬歯の近心切縁を下顎犬歯の下側切縁の遠位に接触するところまでさらに近づけてください。そうすることによって正中線がさらに揃うと思います」。ここでまったく新しい指示が出ています。今回が3回目のクリンチェック修正ではありますが、新たな修正箇所が出てきました。修正を加えた「クリンチェック(2000年9月6日版)」が医師のもとに届き、今回はOKが出ました。クリンチェック送付時のコメントは次の通りでした――「上顎のステージ:01からスタートして18ステージまでの18段階。下顎のステージ:01からスタートして23ステージまでの23段階。ご検討いただき都合つきしだい早急にお返事をいただけますようお願いいたします。アライン・テクノロジー社」。

上顎右第1小臼歯と上顎左第1小臼歯の回転補助のためアタッチメントを検討してみてください。上顎左犬歯は挺出移動とともに回転移動されています。提案としては上顎右犬歯の挺出移動を他の移動(回転)から切り離す、あるいは犬歯の挺出移動をやめる、があります(挺出が予測性の低い移動のためです)。補助装置の利用も検討できます。